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私のキャスティング観
その4
ロッドの停止時にチップが余分なバイブレーションを起こしラインスラックができてループが乱れます。
このラインスラック を防ぐ手段は3種類の方法に分けて考えています。

 1.ドリフトによるバイブレーションの吸収

 2.ホールによるロッドチップのコントロール

 3.ロッドの曲げ方によるロッドの波状型復元でバイブレーションの低減を図る

1はオーソドックスなスタイルです。当面説明は省きます。

2はよく言われるホールのタイミングは遅らせよというものですが、ロッドの復元時にホールすることによって ロッドチップの返りが抑制されるものです。これは、長いラインのフォルスキャストやロッドが強くて曲がりにくい場合には都合の良い方法です。
遠投のために助走をきかせるためのロングストロークではホールも後半に合わせますがそれと混同して説明されることもあるようです。

3は、ロッドの反発力をより生かした方法で、標準的なタックルやしなやかなバンブーロッドなどをシャープに振りこなすのに適した方法で、コンパクトなフォームで合理的と思われるスタイルです。
私はこのスタイルを中心にキャスティング理論を展開しています。
ロッドの曲げの項でも説明していますがロッドの曲げ方で反発復元の動きが結果的にロッドチップのバイブレーションを小さくします。これに相まってラインの推進力が大きくなりラインのシワまで取ってくれます。


通常ロングキャストの限界を求めるとロッドの能力を超えた方法が採られます。
ひとつはキャスターの腕をロッドの延長のように使う動作です。
7フィートの長さのロッドを8フィートの能力に匹敵させることもできます。
それとより速いストロークを求めるための助走をつけるために長いストロークを取るスタイルです。
どちらの方法も良い悪いで評されるものではないと思いますが、キャスティングを考える上では明確に区別しておいた方がよいです。これはホールの目的をどこにおくかも同じことです。

キャスティング練習をしているとフルラインキャストと言ってライン全部の27〜30ヤードの遠投を目標にすることが多いです。
このロングキャストのためには前述のようなテクニックを身につけることが成否を左右します。
キャスティングの目的をどこにおくかはそれぞれですが、ロングキャストのためのテクニックはあくまでも派生テクニックであることを理解した上で練習に臨んだほうがよいと考えます。

 

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