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私のキャスティング観
その1
人間は後ろ向きに走ることが苦手です。
100メートルを背走して何秒かかるだろうか。
最初100秒かかったとしても訓練次第では50秒ぐらいに短縮できるかもしれない。

人間は後ろにボールを投げることが苦手です。
前に100メートル投げられる人でも後ろには半分も投げられないと思う。
でも訓練すれば最初の記録より倍ぐらいの能力がつくかもしれない。

ところで、フライキャスティング。
これはラインを後ろに飛ばさなくてはならない。
最初はこのバックキャストが上手くできない。
これはボールを後ろに投げることと同じような難しさがあるからです。
動きだけでもぎこちなさがある上に後方へロッドを振る力は不足しているのが普通です。
そのような動作は日常行動ではほとんどないため筋力が弱いのです。
キャスティング練習を続けると徐々にそれに必要な筋力が養われます。
筋力アップのトレーニングを特に必要とするような大きなパワーは要らないキャスティングとは言え、あるレベルをクリアできるかどうかが上手くバックキャストができるかどうかの要件となります。
スムーズに素早くロッドを後方へ振り上げラインが後方へ真っ直ぐ伸ばすことができれば良いフォワードキャストは約束されたも同然です。

バックキャストもフォワードキャストも出来ることならまったく同レベルのパフォーマンスが欲しいです。
ちょっと脱線しますが、欲を言えばどちらもよどみなく鋭敏な流線型のループを描きたいものです。
美しいループを描くことはフライキャスティングの神髄であると言ったら異論があるでしょうか?
飛距離や正確度よりループの美しさに価値があるとは言い過ぎかもしれませんがそれを望まない人は稀でしょう。

話を戻しますと、バックキャストを磨くことが全体的に良い結果をもたらします。
バックのラインにスピードが加わるとフォワードに移る時既にロッドが曲げられています。
それは少ない力でフォワードもこなせることになります。
つまり前と後ろの相乗効果で効率的な楽なキャスティングができることになります。
軽いパワーで済めばコントロールもしやすくラインに無駄な弛みを作ることなく美しいループも期待できるというわけです。


その2へつづく

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