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Primer
入門書......PART1
初めてフライロッドを手にしたとき、ラインを通していない状態でぴゅっぴゅっと素振りしてみると思います。
それで、硬さとか柔らかさとかしなり具合を確かめようとします。
それから、ラインを通してちょっと振ってみます。
少しラインを繰り出すとたいていはうしろの地面にラインが当たります。
それでもかまわず遠くへ飛ばそうと力をいれてロッドを振り回します。
後ろの地面にラインが当たれば釣りにならないので後ろでラインが下がらないように、なんとか加減が出来たとします。
こうして、あとは慣れでなんとか釣りができたとします。
しかし、いつまでたっても飛距離はすぐに限界になるし、風が強ければまったくお手上げと、キャスティングに自信の持てないフライフィッシャーとなるのです。

竿を振るという動作はふつうは物を投げるときのように腕を動かします。
するとたいていは斜め外側を指すように竿を動かします。いわゆるスリークォーターです。

それから竿が軽いと手首だけでチョイチョイと振ることが出来るのでどうしても手首に頼った振り方になります。
手首で竿を振ると振り幅の角度は180度近くまで大きくなりがちです。竿は手首を中心に円弧運動をすることになります。

大きな振り角になるために後方へは想像以上にラインが下方向へ飛ばされます。
それで後方の地面に当たってしまうことになるわけです。


我流でキャスティングをはじめるとこのような傾向のキャスティングの延長上での、ある水準のフライフィッシャーになることが多いようです。

どこかで上手いキャスティングを目の当たりにしたとか、キャスティング技術のせいで良い魚をねらえなかったとか、何かの刺激を受けずに程々に釣りができるとキャスティングの練習をしてまで上手くなろうとは思わないこともあるでしょう。
こうして、キャスティングに無関心なフライフィッシャーと技術の向上に意欲的な人が分かれていきます。

この文を読んでいる時点で既に後者に属することだけは確かです。
この際とことん上手くなってやろうとは思いませんか?
たいした努力も才能も必要ではありません。少し、その気になるだけのことです。


では、PART2へ。


 

RacmanFlycastingNote