ロングストロークとショートストロークについて


ロングかショートかストロークをどう取るかについての考えは様々あるようです。

遠投を期すると最終的にストロークは長く取るようになります。
これは最高速を求めるための助走とロッドのモーメントを大きくするためとの二つの目的があると考えます。
ハンマーで釘を打つ場合大きく振り下ろした方が効果的なのは経験上解ることですし、 ゴルフのスイングでもテイクバックするのは最高速を求めるためです。
ところでロッドの長さによる遠投能力の差についても経験上解るはずです。
同じ番手のロッドで6フィートと8フィートでは遠投能力に差がでます。
ところが6フィートのロッドでも腕を2フィート分伸ばして大きいストロークにすると8フィート並のモーメントが得られます。
つまりロングストロークはロッドを実力以上に長くしたことと同じであるとも言えます。
飛距離を求めるために大きな動作での練習に偏るとキャスティングの基本的な動作の習得に障害となることも考えられます。
その意味で先ずはロッドの長さ相応のキャスティングを確立するべきと思います。
つまりストロークは短くコンパクトなスタイルを追究します。
コンパクトなスタイルは利き腕側からの横風や利き腕側に崖や立木などの障害物があるときにリストを身体の方へわずかに傾けてラインを身体の反対側を通すときなど実際の釣りにおいて優位な点があります。
コンパクトなキャスティングでも通常の釣りにおいて飛距離が不足することはあまりありません。
ストロークが長くなれば直線的にロッドを操作することは難しくなります。
ストロークを長めにとってゆっくりしたテンポでキャスティングするスタイルは優雅でゆとりを感じさせる場合もありキャスターの思いは様々で固定的に考えるものではありません。